自分の手掛けた仕事がカタチになります。
左官の仕事のやりがいとして、一番は自分の手掛けた仕事がすべて目に見えることでしょう。
漆喰(しっくい)壁や珪藻土壁では、自分のコテの最後の一動作まで、はっきりと模様となって壁に表れてきます。
つまり、左官の技術次第で、壁の仕上がりの良し悪しが変わってしまうのです。
左官が塗った壁は、その家で暮らす人々の生活や街の風景を彩り、長い年月にかけて残り続けます。
それだけに、左官には大きな責任が伴い、自分の手掛けた仕事に、何の言い訳もごまかしもききません。
そんなシビアな世界で勝負するからこそ、仕事から得られるやりがいも非常に大きく、納得のいく仕事ができたときの達成感は格別といえます。